2、次の文を読んで、質問に答えなさい。答それぞれえは①②③④の中から一つ選びなさい。
今日の私の生活は数え切れないほど多くの人々の労働結果によって支えられている。着るもの、食べるもの、住む家、なにひとつとしてほかの人の働きによらぬものはない。通勤のための交通機関にしても同じである。
それと同時に、私が着物や食べ物を買ったり、家を建てたり、交通機関を利用したりすることによって、それらを作る人々や交通機関に働く人々の生活が支えられているのである。
私一人の存在は微々たるものではあるけれども、しかし、この微小なものが集まって、①消費者と呼ばれる社会階層を作り上げているからである。
②人生は、戦いであるといった人がある。まことにそのとおりである。競争から戦争まで、戦いでないものはない。これは確かに人生の一面を示している。
しかし、それと同時に人生は協力であるというべきではあるまいか。ちょうどミツバチが花から蜜をもらって、花粉の受精を助けているように、人生においては、自分の生活によって、他人の生活が支えられ、他人の生活によって、自分の生活が支えられている。
この事実に目覚めたとき、人は誰でも「ありがとう」と言わざるをえないのではあるまいか。
文中の②「人生は、戦いである」とは、いったいどんな意味ですか。