单项选择题
電車の中で席を譲るのが昔から得意ではない。若い頃は、席を譲るという状況に陥らないように、よほど車内が空いているとき以外は座席に座らないようにしていた。
座らなかった理由はそれだけではない。いささか潔癖症の気があったので、電車の座席に座ること(1)、好きではなかったのである。
だからつり革につかまっているとき、前に座る人が次の駅で(2)ようすを見せると落ち着かなかった。斜め横の人が、私が座ろうとしないのを確認して、すっと座ってくれればいいのだけれど、そうならない場合は、私の前の席が空いた(3)になってしまう。
混んでいるときは、電車内の(4)を有効に使うのがマナーというものだろう。そう思って仕方なく座ったが、私は知らない人の体温が残っている席に座るのが苦手なのであった。
そんなことが何度(5)あると、自分なりの対処がわかってくる。前の席が空きそうになったら、自分も一緒にさりげなくドアの方に向かってしまえばいいのだ。そして、電車が再発車する(6)、また新しい身の置き所を探せばいい。
とまあ、このような対処をしていたのは、30代の後半くらいまでだった。そのうち本格的に体がくたびれてきて、潔癖症も薄れ(7)。疲れているときは(8)座りたいという気持ちが勝つようになった。そして実際、席が空いていたら座らせ(9)ようになった。
さて、席を譲るのが得意ではない、という話に戻るが、明らかなお年寄り(10)、迷うことなく譲れるので問題はない。「どうぞ」「ありがとう」というスムーズな流れになる。しかし、微妙な感じのお年頃ってありますよね?そういう方(11)会った場合、みなさんどうしていらっしゃるのだろう。
お年のようにも見えるけれど、年齢不詳の雰囲気があって、うっかり席を譲ろうとすると「私はそんな年ではありません」と、機嫌を損ねられそうな気もする人。
あれこれ考えずに、迷ったときは、とりあえず声をかけてしまえばいいのかな。みなさんはどうしていますでしょうか。
(1)~(11)に入れるのにもっとも適切なものはどれか。
单项选择题 この文章の内容に合わないものはどれか。